宅地建物取引士試験に独学で一発合格!3ヶ月で達成した勉強法

悩める人

宅建取りたいけど独学で取れるかな…

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3ヶ月かければ独学合格可能です!(体験談)

今から遡ること10年以上前、資格名が「宅地建物取引主任者」だった時代に、宅建に独学で一発合格しました。
勉強期間は、受験申込みの7月から、試験当日の10月までの約3ヶ月。
時間をかけられないけど一発で合格したい!という方に向けて、独学のポイントをご紹介します。

この記事はこんな方におすすめです

  • 宅建合格に向けて勉強に励んでいる方
  • 宅建に一発で合格したい方
  • 宅建に独学で合格したい方
目次

宅建の基礎知識|合格率は低いけど、難易度も低め

最初に、宅地建物取引士試験の概要をご紹介します。

宅建の概要

  1. 不動産取引では必須の国家資格
  2. 国家資格の割に難易度は低め
  3. 低い合格率にはワケがある

①|不動産取引では必須の国家資格

世の中の資格には「国家資格」と「民間資格」があり、宅地建物取引士は国家資格です。

  • 国家資格
    :国の法律に基づいて各種分野における個人の能力・知識が判定され、特定の職業に従事すると証明されるもの
  • 民間資格
    :民間団体・協会・公益法人・企業の独自の審査基準が設けられた資格。国家資格に該当する資格以外は全て民間資格。

宅建士は「3つの独占業務」があり、宅地建物取引士の資格がないとできない業務があります。

宅地建物取引士の独占業務

  1. 重要事項の説明
  2. 重要事項説明書への記名・押印
  3. 契約書(37条書面)への記名・押印

また、宅建業者の事務所ごとに従業員5人に1人以上の割合で設置しなければならないと決められているため、不動産会社に就職する際には、宅建の資格がある方が有利です。

②|国家資格の割に難易度は低め

宅建士は国家資格ですが不動産鑑定士や一級建築士に比べると難易度は低いです。
といっても最近は合格点35点、つまり70%以上の正答率が必要です。

スクロールできます
年度受験者数合格率合格点
令和3年度(12月)24,965人15.6%34点
令和3年度(10月)209,749人17.9%34点
令和2年度(12月)35,261人13.1%36点
令和2年度(10月)168,989人17.6%38点
令和元年度220,797人17.0%35点
平成30年度213,993人15.6%37点
平成29年度209,354人15.6%35点
※令和2年からはコロナの影響で、受験可能人員を上回った場合に2回に分けて試験を実施

難易度は低いと言いながら、合格率は15%前後とこちらも低め。
合格率が低い理由は、受験資格と受験人数、受験の動機が影響しているようです。

③|低い合格率にはワケがある

宅建の合格率が低い理由

  1. 受験資格に制限がない
  2. 毎年20万人も受けている
  3. 会社に言われて受ける人もいる

宅建の合格率が低い理由の一つは、誰でも受験可能だからです。
建築や不動産関連の知識がなくても、高校生でも、誰でも受験可能です。
それなりに有名な試験なので、「受かれば履歴書に書けるしとりあえず受けてみよう」と軽い気持ちで受ける人も多いです。
毎年受ける人数が多いこともあり、合格率が低くなっているようです。

また、会社に言われて仕方なく受けている人も一定数いるようです。
不動産関連会社に新卒入社したり転職したりして上司から言われ、十分な準備ができないまま受けて不合格になってしまうこともあります。
やはり資格は自分から受けようと決めないと、モチベーションが続かなくて記念受験の状態になってしまいます。

しっかりと勉強をすると合格は目指せる試験だと思うので、一発で合格する気持ちで臨みましょう。

勉強法|宅建は3ヶ月で合格を目指す!

では、具体的な勉強方法です。
私は通信教育も資格学校にも通わず、独学で勉強しました。
通信教育などの代わりに使ったのが、書店で売っている市販の教材です。
独学のコツは、「教材を絞って覚えるまで繰り返す」ことです。

勉強方法

  1. 市販の教材を一通り読む
  2. 市販の問題集を覚えるまで解く
  3. 過去問を覚えるまで解く

①|市販の教材を一通り読む

建築や不動産の勉強をしてきたことがない人は特に、試験の全体像をつかむことが重要です。
全体像を把握するために、市販の教材を一通り読みます。
とはいえ、ここにあまり時間をかけても意味がないので、通勤中の電車の中でざっと読むのががおすすめです。
知らない単語が出てきても、理解できなくても、読み飛ばしながら一通り読みましょう。

②|市販の問題集を覚えるまで解く

続いて、市販の問題集を解きます。
ポイントは繰り返し解くこと。
完全に理解していて解けた問題を除き、2巡、3巡と繰り返すことが重要です。
問題を解く時に自分の中でマークを決めておき、理解している問題を省いていくと2巡目3巡目の勉強時間を短縮できます。

マークの例

  • 理解して解けたもの:印なし
  • わからなかったもの:●
  • 正解したけどまぐれであっていたもの:△ など

③|過去問を覚えるまで解く

最後は、過去問を覚えるまで解きます。
ポイントは問題集と同じく「覚えるまで」解くこと。
試験直前に復習する場合は、繰り返し解いても覚えられていない問題だけをおさらいすると、時間も少なく済みます。

本当に試験まで時間がない時は、過去問>問題集>教材の優先順位で取り組んでいくことをおすすめします。

3ヶ月で宅建合格|独学のポイント

通信教育や資格学校だと、もらった教材を解いていくだけで合格を目指すことができます。
でも独学だと、教材も勉強方法も多種多様。
短期間での勉強の場合、知っている問題を確実に得点する方向で勉強をした方が効率が良いです。
時間がない時は特に、同じ問題を繰り返し解くことをおすすめします。

独学のポイント

  1. 教材・問題集は1シリーズに絞る
  2. 早めに問題を解きはじめる
  3. 問題を全部覚えるまで繰り返す

①|教材・問題集は1シリーズに絞る

1つめのポイントは、教材・問題集を1シリーズに絞ること。
本屋に行くと何種類もの教材が出ていますが、あれこれと手を出すのでなく、1つに決めます。
1つの出版社が教材と問題集をシリーズで出しているので、1つのシリーズだけを選びます。
コツは、途中でわかりにくいと思って変えたくなっても、信じて使い続けること。
他の教材を選ぶ時間も解きなおす時間も勿体無いので、途中で教材を変えることはご法度です。

私は成美堂出版が出しているこのシリーズで勉強しました。

②|早めに問題を解きはじめる

2つめのポイントは、早めに問題を解きはじめること。
学校での勉強と違い、試験勉強の目標は「合格すること」です。
それぞれの科目の内容を理解しても、問題が解けなければ意味がありません。

なので教材はそこそこにしておいて、早めに問題を解きはじめることをおすすめします。
問題を解いていて、わからない内容が出てきたときに教材を振り返る使い方が正解です。

③|問題を全部覚えるまで繰り返す

3つめのポイントは、問題を全部覚えるまで繰り返すこと。
比喩ではなく、本当に覚えるまで繰り返すことをおすすめします。

ただし、無闇に繰り返すのではなく「わからない問題」だけを繰り返し解きます。
何回も解いていると「わかる問題」と「わからない問題」が出てくるため、問題にマークをつけておくことで「わかる問題」を飛ばして解くのでスピードアップが可能です。

上記の方法で、短期間に合格を掴み取ることができました。

まとめ|頑張れば独学3ヶ月で合格可能

以上、宅地建物取引士試験に独学で3ヶ月合格する勉強法でした。
まとめると、以下の通りです。

  • 絶対に合格するという意志を持つ
  • 教材・問題集は1シリーズに絞る
  • 問題を覚えるまで繰り返し解く

宅建は人気の資格なので、受験生も多く市販の教材がたくさん出ています。
早めにお気に入りのシリーズを見つけて、勉強に本腰を入れることをおすすめします。

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